加野行政書士事務所





ご参考

H28年10月現在

奈良県人口 約135万人
 
65歳以上人口約40万人

奈良県庁HP〜年齢別人
口調査





トピックス3


2025年問題

・介護・医療・年金・社会問題と言われる2025年問題、そのうちの介護問題について


1、2025年には、男性が約81.4年、女性が約88.2年まで平均寿命が延びることが見込まれ、それに伴い認知症高齢者の人数が増加することを予想。日本の認知症高齢者の人数は、2012年には462万人と推計されているが、2025年には700万人に達し、65歳の高齢者の約5人に1人が認知症に達すると見込まれ、2012年から2025年の約10年間で、日本の認知症高齢者の人数はなんと1.5倍になる(※1)。

2、高齢者の夫婦がお互いを介護する場合にとどまらず、高齢者の夫婦の子供たちもまた高齢者であり、高齢者の親を高齢者の子供が介護する状況も起こっている。2025年にはさらに高齢者が増えることになるため、一段と老老介護、認認介護が問題化する。

3、 65歳以上の一人暮らしをしている高齢者の数は、高齢者人口に占める割合が男性が11.1%、女性が20.3%まで上昇している。2025年には、さらに一人暮らしをしている高齢者が増加する見込み。

4、特別養護老人ホームは順番待ちの状態ができ、また介護を担うであろう現役世代の人数も減っていく中、認知症の特効薬もない状況から、認知症高齢者の増加は2025年問題として大きくのしかかってくるでしょう。

(参考)

2025年問題」とは、団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費等社会保障費の急増が懸念される問題です。平成27年(2015年)に「ベビーブーム世代」が前期高齢者(65〜74歳)に到達し、平成37年(2025年)高齢者人口は、約3,500万人(人口比約30%)に達すると推計されています。


(平成18年厚生労働省・委員会報告書)


世代別に見た高齢者人口の推移


(※1)認知症高齢者の増加

2012年       2025年

462万人      約700万人

(15%)         (約20%)

(括弧内は65歳以上人口対比)

※「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業九州大学二宮教授)による速報値より